書籍名 | 子どもの育ちと教育環境 |
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著者 |
長尾和秀・ 伊澤貞治編著 ![]() ![]() |
判型 | A5判 |
頁数 | 160頁 |
発行年月 | 2007年2月 |
定価 | 2,200円(税込) |
ISBN | ISBN978-4-589-03000-9 |
ジャンル | 教育 |
本の説明 | 子どもをとりまく今日的状況をふまえ、環境(家庭、地域、保育所、学校)と子どもの成長との関係性を実証的・理論的に展開し、教育環境の重要性を説く。教育、保育者の役割・専門性にも論及。 |
目次 |
まえがき 第1章 教育環境の重要性 1 教育環境と子どもの成長 椋鳩十の場合/エーリヒ・ケストナーの場合 2 教育環境の思想 ロバート・オーエン/ジョン・デューイ/マリア・モン テッソーリ 3 教育環境の要件 教育環境の準備と提供/教育環境要件の試論/教育環境 整備の課題 第2章 遊び環境と子ども 1 遊びの現状 社会変容と遊び/子どもの生活時間と遊び 2 遊びの場所と遊具 子どもと遊びの場所/遊びの場の現状/遊びの場所の要 件/遊具 3 遊び仲間 仲間と遊ぶ/少子化/子どもの遊びを支える 4 遊びの意味再考 「資質」を育む遊び/遊びは「純粋経験」である/遊び の虚構性について/遊びの欠如がもたらすもの/「遊び の意味再考」の問題点 第3章 家庭環境と子ども 1 家庭の意味 2 子どもの育ちと家族関係 子どもをとりまく家庭環境の変容/家庭の質の変容/子 どもにとっての家族とは 3 家庭の教育力 家庭教育のあり方/家庭教育の課題 第4章 社会環境と子ども 1 社会環境の重要性 2 子どもの育ちにおける個人と社会 3 社会環境の教育力 家庭の教育機能/地域社会の教育機能/学校の教育機能 4 現代社会と子ども 少子高齢社会/生涯学習社会 第5章 保育環境と子ども 1 保育の場の意味 子どもが育つ基盤としての家庭/保育の場としての地域 社会/保育施設 2 保育環境の設定 生活環境としての園/保育室/園庭/人的環境としての 友達や仲間、保育者/友だちや仲間との関わり/保育者 との関わり 3 保育教材の精選 遊び道具としてのおもちゃ類/草花の鉢植えや小動物の 飼育ケースなど/名画、名曲、絵本や童話、図鑑など 第6章 学校環境と子ども 1 教育の場としての学校 学校教育がめざすもの/「生きる力」を育む学校/とも に学ぶ集団としての学校 2 教材の選定 魅力的な教材/子どもと教材をむすぶもの 3 教室環境の整備 基本的な考え(教室環境および図書室)/物的環境/教 室環境をつくる 4 図書室の整備 図書室の役割/図書室の整備 第7章 子どもの生活と環境 1 生活環境とは 2 子どもと生活 「どのようにあるのか」を問う子ども/生活と遊びの対 構造/生活力を育てる 3 教育の契機としての生活環境 個体と環境/子どもの「依存性」と人的な「人間環境」 第8章 教育環境としての教師・保育者 1 子どもの育ちを支える教師・保育者1 保育者個人としての自立/保育者はなぜ成長しなくては ならないか 2 教師・保育者の資質と研鑽 保育者の成長のために/園内での研修のあり方/保育者 としてさらに成長を継続するために 3 教職の専門性 経験科学としての教職の専門性/時間系列でみる「経験」 の意味と価値/カリキュラム、その専門性と責任 あとがき 人名・事項索引 |