書籍紹介

書籍名 都市同郷団体の研究
著者 鯵坂学
判型 A5判
頁数 224頁
発行年月 2005年3月
定価 5,170円(税込)
ISBN ISBN4-589-02810-7
本の説明 10年来の調査研究に基づいて、同郷団体の機能と構造、形態を明らかにし、その存在理由を解明。移住・移動論や都市形成論、都市-農村関係解明のキータームとして注目され始めた都市同郷団体を社会学的視点から分析した初めての学術書。

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目次 序 章 都市同郷団体論の射程
 1 都市における地方出身者による団体
 2 都市同郷団体研究と都市―農村関係
 3 同郷団体論の射程
 4 本書の構成

第1章 都市移住者の就業構造
 はじめに――社会移動
 1 日本における戦前・戦後の就業構造の変動
 2 都市移住者の就業と就学
 3 農山漁村出身者の同郷的つながりと就業

第2章 都市形成と同郷団体
 1 都市移住と地方出身者の団体
  都市同郷団体
  同郷会と県人会
 2 尼崎市における同郷会:関西 島連合会
  尼崎市 
  尼崎市の同郷会・県人会 
  鹿児島県 島出身者による同郷会
  おわりに
 3 大阪市における公衆浴場業者と同郷会:大阪加賀浴友会
  大阪都市圏の発展と公衆浴場業 
  大阪府における石川県出身者の同郷会・同郷団体 
  加賀浴友会と集落区別の同郷会 
  今後の同郷会
  おわりに

第3章 都市同郷団体の地域空間構造――全国市区町村調査より
 はじめに
 1 同郷会の地域空間的編成
 2 東北地方出身者の同郷団体
  アンケートからみた東北地方の同郷会 
  「ふるさと会だより」にみる在京の東北地方の同郷諸団体
 3 甲信越地方出身者の同郷団体
  甲信越地方の同郷会―市町村へのアンケート調査より 
  県人会組織と同郷会―東京新潟県人会の事例から 
  「ふるさと会だより」にみる在京の甲信越地方の同郷諸団体   
 4 北陸3県出身者による同郷団体
  アンケート調査からみた北陸の同郷会 
  石川県出身者の同郷団体―加能人社編『石川県人会連合会芳名録』より
 5 中国・四国・九州・沖縄などの出身者の事例
  おわりに

第4章 都市移住者と過疎地域――他出家族員の出身集落への帰郷
 はじめに
 1 戦後日本における過疎の展開
  過疎の展開と第2次過疎 
  過疎化と過疎地域 
  過疎対策政策
 2 転換期における地域―広島県の過疎地を中心に
  転換期と地域 
  広島県の過疎化・高齢化の動向
 3 作木村・布野村の過疎化の動態
  備北圏域 
  作木村と布野村   
 4 過疎山村における地域生活―両村住民へのアンケート調査より
  調査の経緯と対象者の基本的属性 
  地域生活―両村の比較を中心として  
  生きがいと老後 
  他出家族員との関係
 おわりに

第5章 都市住民と故郷との関連―広島市高陽ニュータウン調査より
 はじめに
 1 都市同郷団体調査・過疎地調査が提起したもの
 2 広島市と安佐北区高陽ニュータウン
  地方中枢都市広島 
  高陽ニュータウン
 3 親の世代との交流形態よりみた都市住民と故郷との関係―NT住民アンケート調査より
  調査の概要 
  回答者の属性 
  親元への帰省からみた故郷との関係
 おわりに

第6章 国際移住と同郷的つながりエスニック・グループ
 はじめに
 1 都市化と国際移住
 2 海外における移住と同郷的つながり
 3 社会構成と地域住民組織・集団の類型
 4 メルボルンにおける地域住民組織
 おわりに
終 章 都市―農村関係の社会学をめざして

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