書籍名 | ミクロ経済学を学ぶ |
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著者 |
黒坂真編著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 148頁 |
発行年月 | 2004年4月 |
定価 | 1,980円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-02738-0 |
本の説明 |
基礎知識と考え方が習得でき、ステップアップのための手がかりがつかめるコンパクトな教科書。各章ごとに要約とキーワード、練習問題(解答は巻末)を付し、親しみやすさと理解のしやすさを工夫。巻末に数学注を付す。 この書籍は品切につき入手できません |
目次 |
第1章 ミクロ経済学を学ぼう 1 市場機構とミクロ経済学 2 ミクロ経済学の手法 3 市場の失敗(Market Failure)とは何か 4 需要の価格弾力性 5 市場均衡の安定条件をどのように考えることができるだろう 第2章 消費者はどのように行動するのだろうか ―消費者の最適行動と財の需要関数の関係 1 完全競争市場とワルラス的調整過程 2 消費者の最適化行動―1財のみ需要する場合 1消費者の消費者余剰/全消費者の余剰 3 消費者の最適化行動―2財需要する場合 無差別曲線/予算制約線/最適な2財の組み合わせ/効用最大化条件/ 代替効果と所得効果 第3章 生産者はどのように行動するのだろうか ―生産者の最適行動と財の供給曲線の関係 1 生産者の最適化行動 1生産者の生産者余剰/全生産者の余剰 2 費用の構造 限界費用と可変費用の関係/限界費用と平均費用の関係/ 損益分岐価格と操業停止価格 3 社会的余剰 第4章 家計の労働供給と現在・将来消費について考えよう 1 家計は労働を供給し、貯蓄をする 2 家計はどのように労働を供給するのだろう 3 家計はどのように消費と貯蓄を決めるのだろう 現在消費と将来消費/ 利子率が上昇した場合、現在消費と将来消費はどのように変化するのだろう 4 初期保有量を交換して財を消費する場合について考えよう 第5章 不完全競争市場について考えよう 1 不完全競争市場とはどんな市場だろう 2 独占企業の最適化行動について考えてみよう 独占企業はどのように行動するのだろう/ 独占企業による価格差別はどのように行われるのだろう/需要独占 3 寡占企業はどのように行動するのだろう 囚人のジレンマとナッシュ均衡―ゲーム理論を学ぶために/ クールノー・ナッシュ均衡/シュタッケルベルグ均衡/ベルトラン均衡/ 独占的競争の場合、企業はどのように行動するのだろう 第6章 市場メカニズムは社会的に望ましい結果を導くか 1 便益と需要 便益の概念/需要曲線と消費者余剰 2 費用と供給 費用の概念/供給曲線と生産者余剰 3 社会的最適性と市場メカニズム 市場需要曲線・市場供給曲線の導出/社会的最適性/市場メカニズム 4 市場の失敗 市場の失敗の要因/外部費用 5 政府の失敗 第7章 完全競争市場の効率性について考えよう 1 交換経済とは何か 2 生産を含んだ経済の効率性 第8章 貿易はなぜ行われるのか はじめに 1 ヘクシャー=オーリン定理とはどのような定理か 2 ヘクシャー=オーリン定理 3 リプチンスキー定理 4 ストルパー=サミュエルソン定理 5 厳密な証明 仮定およびモデル/ヘクシャー=オーリン定理/ ストルパー=サミュエルソン定理/リプチンスキー定理 第9章 「情報」と「未来の不確実性」について考えよう 1 「不確実性と情報の経済学」を学んで市場機構の限界と 制度や組織の役割を理解しよう 期待値と期待効用仮説/効用関数の形状と危機に対する態度/ 危険に対する態度と無差別曲線 2 所有とは何か「契約の経済学」からみた「所有」 残余支配権と共産主義体制の非効率性/ 若者はなぜ正社員になりたがらないのか―過労死とホールド・アップ問題 経済学で最低限必要な数学 ミクロ経済学をいっそう深く学ぶために 練習問題の答と解法 索引 |