書籍名 | 社会科学概論 |
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著者 |
高橋伸一編著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 260頁 |
発行年月 | 1997年5月 |
定価 | 2,860円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-02011-4 |
ジャンル | 社会一般 |
本の説明 | 「国家」「民族」というマクロから現代社会の「家族」「個人」などのミクロまでの様々な事象の関連を、政治学、経済学、社会学の視点から多角的・重層的に捉える。社会科学入門のためのトータルな概念書。 |
目次 |
はじめに 社会科学とはなにか 新しい知見に満ちた学問 問題意識の形成のきっかけとしての〈社会科学概論〉 本書の構成と学習の方法 序章 社会の変動と社会科学 1 社会科学の誕生と社会変動 2 社会批判者としての社会科学 3 社会変動への関心 第1部 変動 1章 体制 1 旧ソ連・東欧の体制転換とその経済的背景 2 経済的破綻の原因 3 「資本主義後の社会主義」とは何か 2章 技術 1 機械制大工業と資本主義 2 技術と社会の歴史 3章 世代 1 世代と新人類 2 青年期とモラトリアム 3 世代間のギャップ 4 青年の「役割」 第2部 人間 4章 家族 1 変貌する家族 2 産業化、都市化と家族 3 多様化する家族 5章 地域 1 地域の経済・社会構造 2 広域経済圏と広域行政 3 自治体の規模と分権 4 地方分権のオルタナティブ 6章 環境 1 自然・人間・社会 2 環境をめぐる全体論と個体論 3 地域環境から地球環境まで まとめ 第3部 関係 7章 紛争 1 「資本主義世界システム」の形成と紛争の構図 2 「冷戦」下のパワー・ポリティクスと紛争 3 ポスト「冷戦」下の世界平和に向けて ―21世紀の国際社会と平和・人権・共存― 8章 国家 1 国家とはなにか? 2 「国民国家」の“ゆらぎ” 3 「国民国家」のゆくえ 9章 労動 はじめに 1 サービス経済化の構造と要因 2 日本的雇用慣行と雇用調整 むすびにかえて 第4部 価値観・意識 10章 情報化 1 個人主義と情報化 2 情報化による企業組織の変化 3 企業組織は「ポスト資本制」へ 11章 労働と男女 1 歴史としての性別役割分業 2 現代日本の女性労働 むすびにかえて―若干の国際比較の試み― 12章 生活文化 1 消費は文化か 2 消費者から生活者への「転換」 3 モノ社会における「自己実現」 4 自分らしさ 13章 宗教 1 宗教への視点 2 戦後の社会と宗教 3 若者とオカルト・ブーム 4 死と宗教 終章 1 政治学の難しさと大切さ 2 「地域」を見つめる眼 3 経済学のおもしろさ 4 企業社会と会社本位主義 5 生活体験と問題意識 社会科学ブックガイド あとがき |