書籍名 | グラムシ思想のポリフォニー |
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副題 | 現代性と古典性のインターフェース |
著者 |
松田博・ 鈴木富久編 |
判型 | 四六判 |
頁数 | 236頁 |
発行年月 | 1995年5月 |
定価 | 2,860円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-01883-7 |
ジャンル | 社会一般 思想・芸術 |
本の説明 | 現代思想、人文・社会科学の諸領域におけるキーパーソンの一人であり続けるグラムシの思想のアクチュアリティを、テクストクリティークを経ながら多声的に追究。世紀末転換期の現代的課題に寄与しうる思想的・理論的養分を汲み出す。 |
目次 |
序 1章 転換期のなかのグラムシ像/松田博 はじめに 1 グラムシと社会主義 2 グラムシとマキアヴェリ 3 グラムシと「政治のアルテ」 2章 「実践の哲学」の地平/鈴木富久 はじめに 1 地平 2 中心 3 体系 4 むすびにかえて 3章 ヘゲモニー論の再構成/形野清貴 ―「構造−上部構造」問題を中心に― はじめに 1 「実践の哲学」の再構成に向けて 2 参照点としての「序言定式」 3 「実践の哲学」の基礎としての「意思」 4 グラムシにおける「構造」の概念 5 「歴史的ブロック」としての「構造―上部構造」 ―むすびにかえて― 4章 政治理論とヘゲモニー/崔章集〔中村福治:訳〕 1 問題意識の転換 2 ヘゲモニーの構造―同意と強権力の弁証法― 3 “陣地戦”概念の意味 4 ヘゲモニーの物質的基盤 5 結語 5章 国民文化とヘゲモニー/中村正 ―グラムシと現代文化― はじめに 1 近代文化から現代文化へ 2 大衆文化をめぐるヘゲモニー 3 民俗文化をめぐるヘゲモニー 4 国民文化をめぐるヘゲモニーとファシズム 5 さいごに―グラムシ文化論のアクチュアリティ― 6章 グラムシ研究の現状と課題/川上恵江 ―日本における『獄中ノート』研究の到達点― はじめに 1 知識人・教育 2 哲学 3 市民社会とヘゲモニー 4 フォード主義と受動的革命 5 文化論 6 おわりに あとがき グラムシ関係文献目録 執筆者・訳者紹介 |