書籍名 | 政教分離裁判と国家神道 |
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著者 |
平野武著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 310頁 |
発行年月 | 1995年3月 |
定価 | 9,350円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-01855-1 |
本の説明 |
現実の裁判を手がかりに、国家神道とは何か、その体制がどのように理解されてきたかを整理し、神社神道と国家の結びつきを検証する。宗教的人格権にも論及し、憲法の政教分離に対する位置づけと姿勢を問う。 この書籍は品切につき入手できません |
目次 |
はしがき 第一章 概観 はじめに 一 判例の概観 二 新しい傾向 第二章 箕面忠魂碑訴訟について 一 移設・再建訴訟一審判決 二 慰霊祭訴訟一審判決 三 高裁判決 四 最高裁判決 第三章 忠魂碑の性格に関する議論について はじめに 一 忠魂碑に関する研究について 二 固有の意味における忠魂碑 三 参拝の対象としての忠魂碑 第四章 政教分離裁判と国家神道消滅論 一 判決に見る国家神道の「消減」論 二 「消滅」論の検討 第五章 自衛官合祀判決と宗教的人格権 一 下級審判決と最高裁判決 二 政教分離規定と宗教的人格権 三 プライバシー権としての宗教的人格権 第六章 靖国神社公式参拝訴訟 一 訴訟の提起と裁判 二 靖国神社公式参拝訴訟と宗教的人格権 三 憲法訴訟としての公式参拝訴訟 第七章 国家神道体制について はじめに 一 明治初期の宗教政策 二 国家神道体制の成立 三 明治憲法28条と政教関係 四 国家神道体制の確定と変容 むすび 補論 シュタインの日本政教関係論 |