書籍名 | いじめと不登校の社会学 |
---|---|
副題 | 集団状況と同一化意識 |
著者 |
竹川郁雄著 |
判型 | 四六判 |
頁数 | 238頁 |
発行年月 | 1993年5月 |
定価 | 2,750円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-01733-4 |
ジャンル | 社会学 教育 |
本の説明 | 現代日本の社会的潮流や規範意識が色こく影響する教室内の状況と、そこから生じる逸脱現象を社会学的にアプローチする。いまだ十分に解明されていない原因を理論的に整理するとともに、独自の調査データを用いて実証的に問題の解明にせまる。 |
目次 |
まえがき 序章 教室のヴァルネラビリティ 1 ヴァルネラビリティの視点 2 教室のヴァルネラビリティについて 3 ヴァルネラビリティの三つのタイプ 4 「いじめ衡動」の発生といじめの雪だるま現象 第1章 攻撃誘発性と教室の集団状況 1 集団内での攻撃的行為と愛他的行為 2 集団状況の安定化過程 3 集団内でのいじめと思いやりが分岐する局面 第2章 いじめと学級集団 1 教室内いじめと学級集団持性 2 学級集団内で「察知されたいじめ」の問題 3 いじめられた子の意識状態と状況的劣等性 4 弱者の集合的戦略としてのいじめ 第3章 教室と不登校 1 不登校問題の扱われ方について 2 参入対象としての教室 3 不登校の分類と要因 4 不登校に対する生徒の意見 第4章 私事化と日本人の状況同一指向 1 現代日本の私事化傾向の進展 2 私事化現象の類型と青少年への適用 3 日本人の集団状況へのかかわり方 4 日本人の状況同一指向と居場所の問題 あとがき |