書籍名 | コメニウスの教育思想 |
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副題 | 迷宮から楽園へ |
著者 |
藤田輝夫編著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 218頁 |
発行年月 | 1992年4月 |
定価 | 2,860円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-01650-8 |
ジャンル | 教育 |
本の説明 | ルソー、ペスタロッチらと並んで近代ヨーロッパ教育学の創始者であるコメニウスの全体像を描きだす。教育論のほかに宗教家・平和活動家・哲学者としての側面も考察。コメニウス小論/発達的教育論/教授理論/思想 |
目次 |
編者まえがき 凡例 序 コメニウス(1592-1670)小論―教育近代化の先駆者像― 1 生涯の素描 2 主著『大教授学』成立のための社会的・歴史的基盤 T コメニウスの発達的教育論 1章 幼児教育論 はじめに 1 幼児教育思想 2 幼児教育の目的と内容 3 『汎教育』における幼児教育論 4 汎知学と教授学 おわりに 2章 初等教育論 はじめに 1 工場としての学校 2 児童期の学校 3 初等教育の指導上の諸原理 4 初等教育の展開 おわりに 3章 生涯教育論 はじめに 1 『汎教育』(生涯教育構想) 2 生涯教育の学校体系 3 『汎教育』における各学校階程 おわりに U コメニウスの教授理論 1章 教科書観 はじめに 1 『言語の扉』の言語教科書としての可能性 2 『言語の扉』に対する評価 3 教科書への関心と汎知学の進展 4 『言語の扉』から『世界図絵』へ おわりに 2章 視聴覚的表象 はじめに 1 『世界図絵』と現代の視聴覚的表象 2 『世界図絵』にみられる学習領域区分と現代における表象の概念規定 3 感性的経験から抽象的概念へ 4 学習活動における分析的教授学としての交互作用 5 『世界図絵』とその教授学的指導性 おわりに 3章 道徳教育 はじめに 1 人間の本質と徳 2 徳の内容 3 徳の教授方法 4 乳幼児における道徳教育の追求 V コメニウスの思想 1章 宗教思想 はじめに 1 日本の先行研究への一つの問い 2 「チェコ兄弟教団」の基盤に立つコメニウス 3 「慰めの諸書」時代(1621-27)における宗教思想の深まりについて 4 神の救済手段としての教授学 5 現世を生きるための教授理論 2章 平和思想 1 平和思想の芽生え 2 『平和の天使』における平和思想 3章 哲学思想 はじめに 1 『言語の扉』から汎知学へ 2 汎知学の意図 3 すべての人に 4 すべてのことを 5 「言語」の扉と「事物」の扉 6 『総審議』の構成と課題 7 人間の心の本質的働き 8 原型・イデア 9 生得の行動能力 10 『汎知学』の八つの世界 4章 ルネサンスの百科全書思想家とコメニウス 1 ルネサンス的人間像とヒューマニズムの遺産 2 カンパネッラの百科全書主義 3 コメニウスの原理と方法 コメニウス略年表 コメニウスの家系 ヨーロッパにおけるコメニウスが滞在および訪問した都市 チェコスロバキアにおけるコメニウスが滞在および訪問した都市 索引 |