書籍紹介

書籍名 ドイツ・ロマン主義の世界
副題 フリードリヒからヴァーグナーへ
著者 神林恒道
判型 A5判
頁数 246頁
発行年月 1990年10月
定価 3,300円(税込)
ISBN ISBN4-589-01565-X
本の説明 19世紀に登場したロマン主義の起源はドイツにあり、やがて全文化領域をまきこんだ一大精神運動にまで発展していった。ロマン主義芸術の不思議な魅力とその流れを絵画のフリードリヒやルンゲ、音楽のシューマンやヴァーグナーを中心に紹介。

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目次 まえがき

 1 ロマン主義とは何か
 2 古典主義対ロマン主義:ラファエロをめぐって
 3 新しい芸術としての風景画
T 新しい芸術
 1 風景画の革命:《海辺の僧侶》
 2 《山上の十字架》とラムドール論争
 3 後ろ姿の人物像:《リューゲン島の白亜岩》
 4 憧憬の表現・ルンゲのアラベスク的風景:《一日の四つの時》
 5 ルンゲの色彩論とゲーテ
 6 内的調和の体験と作品裁断:《朝》の二つの画稿
 7 根源の神々しい象徴:ルンゲの肖像画《ヒュルゼンベックの子供たち》
U 中世回顧としてのロマン主義
 1 シュトラースブルク大聖堂とゲーテ
 2 中世回顧の原点:ヴァッケンローダーとティーク
 3 聖ルカ同盟と中世への憧れ:
         《ハプスブルク伯ルドルフのバーゼル入城 一二七三年》
 4 友情の記念碑:《イタリアとゲルマニア》
 5 素描芸術の精華:《ある少年の肖像》
 6 新しいドイツの宗教的愛国的芸術:
         《ローマのワイン酒場での王太子ルートヴィヒ》
 7 狼谷、幻想的ロマンの世界:ヴェーバーのオペラ《魔弾の射手》
 8 ロマン的憧憬の殉教者:シューマン
 9 飛翔と回帰:ヴァーグナーとブラームス
 10 楽劇の舞台に咲いた夢の城:ルートヴィヒ二世のロマン主義
V 新時代の動き
 1 シュピッツヴェークとメンツェル:二人の国民画家
 2 ロマン主義の残響
 3 ドイツ生まれのローマ人:南方への憧憬
 4 マレーとフィードラー:芸術家と芸術学者
 5 リアリズムと印象主義
 6 パウラ・モーダーゾーン=ベッカー、生命の讃歌:《母と子》
あとがき
収録図版一覧
 

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