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書籍名 | 十九世紀イギリスの議会改革 |
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副題 | 労働者階級の体制内統合 |
著者 |
吉瀬征輔著 |
判型 | A5判 |
頁数 | 482頁 |
発行年月 | 1991年1月 |
定価 | 7,700円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-01575-7 |
本の説明 |
英国の民主主義的政治体制の確立過程を豊富な資料を基に綿密に究明。第二次議会改革と労働者階級の体制内統合/統治階級の危機意識/一八五〇年代の議会改革論争/第二次議会改革論争/「均衡の時代」における楽観論と懸念 この書籍は品切につき入手できません |
目次 |
序章 第二次議会改革と労働者階級の体制内統合 ―研究史の総括― 第二章 統治階級の危機意識―1832〜48年― 第一節 序―「保守のための改革」― 第二節 改革議会における体制危機の論理 第三節 チャーチズムの挑戦をうけて 第四節 1848年革命の教訓 第五節 第一次議会改革の限界性の認識 第三章 1850年代の議会改革論争 ―労働者階級への参政権賦与をめぐって― 第一節 序―1850年代政治における議会改革問題の位置― 第二節 自由党の参政権拡大論―〈垂直的拡大〉の論理― イ ウイッグ派の場合 ロ 中産階級急進派の場合 第三節 保守党の参政権拡大論―〈水平的拡大>の論理― 第四節 選挙制度の抜本的再編論―ヘアとローリマーを中心に― 第五節 論争の到達点 第四章 第二次議会改革論争―体制内統合の諸論理― 第一節 論争の概観―いわゆる「自由主義のディレンマ」― イ 1866年自由党改革案をめぐって―「穏健な改革」の失敗― ロ 1867年保守党改革案をめぐって―「暗中飛躍」の過程― 第二節 急進派の体制内統合論 イ 中産階級急進派と労働者階級急進派 ロ 中産階級急進派の〈市民社会〉型統合論 ハ 新自由主義派知識人の〈民主主義〉型統合論 第三節 ウイッグ派の体制内統合論 イ ウイッグ派の分裂 ロ ウイッグ改革派の〈名望家社会〉型統合論 ハ 「ウイッグ・リアリスト」としてのバジョット 第四節 保守党の体制内統合論 イ 保守党内の路線対立 ロ 保守党主流派の〈コミュニティ〉型統合論 ハ 自由主義的保守派の「知性的保守主義」論 第五節 参政権拡大反対の論理―ロウとクラソボーン― 第六節 論争の総括 終章 「均衡の時代」における楽観論と懸念 補論 いわゆる“Mid-Victorian Stability”の存立構造と労働者階級の体制内統合 ―最近の研究成果の批判的摂取のために― 第一節 はじめに―十九世紀前半のイギリスにおける 政治体制の再編と労働者階級の体制内統合問題― 第二節 〈市民社会〉型統合論における〈同化的統合〉の論理 イ 「一次元性」社会(マルクーゼ)の歴史的起源―ハーン 『支配 正統性 抵抗―十九世紀イギリス労働者階級の体制内統合―』 ロ 前工業的コミュニティの解体と反体制的ポピュリズムの終焉―カルフーン 『階級闘争への疑問―産業革命期における民衆的急進主義の社会的基盤―』 ハ 「自由主義化」による階級解体―フォスター 『階級闘争と産業革命―イングランド三都市における初期工業資本主義―』 二 「社会統制」概念の導入―ドナイグロッキィ編著 『十九世紀イギリスにおける社会統制』 第三節 労働貴族論における〈包摂的統合〉の論理 イ 中産階級ヘゲモニーの二重構造―グレイ 『ビクトリア期エディンバラの労働貴族』 ロ 中産階級〈ヘゲモニー〉と労働者階級〈サブ・カルチャー〉―ソルフセン 『中期ビクトリア・イングランドの労働者階級急進主義』 ハ 「活力ある階級社会」における「階級の制度化」―パーキン 『現代イギリス社会の諸起源 1780-1880年』 第四節 〈伝統社会〉型統合論における〈コミュニティ・ポリティクス〉の論理 イ “deference”概念をめぐって ―1974年度アメリカ歴史学会でのバジョットに関するシンポジウム― ロ 十九世紀パターナリズムの論理構造とその問題性―ロバーツ 『初期ビクトリア・イングランドにおけるパターナリズム』 ハ 〈コミュニティ・ポリティクス〉の構造と論理―ムーア 『恭順型政治―十九世紀中期イギリスの政治システム研究―』 第五節 結びにかえて―コミュニティの秩序創出機能と国家の役割 (注) 参考文献目録 あとがき 人名索引 |