書籍名 | CD-ROMで学ぶ現代日本の憲法 |
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著者 |
元山健編 |
判型 | A5判 |
頁数 | 140頁 |
発行年月 | 2003年11月 |
定価 | 3,190円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-02657-0 |
本の説明 |
CD-ROMの特性を最大限に生かした立体的な憲法学習を試みる。デジタル時代における法学リテラシーのための豊富な情報源(法令、判例、資料、解説等)を提供し、規範と現実のズレから日本の憲法状況を学ぶ。 この書籍は品切につき入手できません |
目次 |
はしがき 第1章 憲法とともに生きる 元山 健 ―日本国憲法の先駆者 1−1 真の文明は人を殺さざるなり 1−2 理不尽との闘いを通して発見する「個人、社会、国家」 1−3 憲法の歴史に学ぶ―近代憲法と近代立憲主義 1−4 憲法=現代人の必須の教養―現代憲法の展開 第2章 憲法とは何か 宮井清暢 ―憲法があるのは何のため? 2−1 憲法の意味 2−2 憲法の特質 2−3 憲法の分類 第3章 日本の憲法の歴史 倉持孝司 ―この国に「憲法」がやってきた 3−1 「憲法」がやってきた―大日本帝国憲法 3−2 日本初の憲法―大日本帝国憲法の特徴 3−3 あたらしい憲法―日本国憲法の制定 3−4 日本国憲法がたいせつにするもの 第4章 人権とは何か 宮井清暢 ―「人権の尊重」って何だろう 4−1 人権を守るのは政府? 4−2 人権の歴史 4−3 人権の内容 4−4 人権の主体 4−5 人権保障の限界 4−6 人権の私人間効力 第5章 個人の尊厳・幸福追求権 建石真公子 ―私が私であることの意味は? 5−1 「個人」の尊厳と「人間」の尊厳 5−2 個人の尊厳 5−3 幸福追求権 第6章 法の下の平等 建石真公子 ―平等のために差別撤廃を 6−1 「法の下の平等」と「法による平等」 6−2 平等の歴史 6−3 日本国憲法の平等条項とその意味 6−4 差別の禁止―差別的表現の問題 第7章 思想・良心の自由 武居一正 ―人であることの根本的条性 7−1 近代における個人の精神的自由の確立 7−2 精神的自由とは 7−3 思想・良心の自由 7−4 思想・良心の危機―天皇制イデオロギーの強制 第8章 宗教の自由とわたしたち 斉藤小百合 ―宗教的違いを越えて共存するために 8−1 宗教的原理主義と政治 8−2 信教の自由 8−3 政教分離原則 第9章 学問の自由 渡辺 洋 ―大学が学問の自由を脅かす 9−1 “構造改革”のなかの大学 9−2 学問と大学の独立 9−3 大学の自治を脅かすもの 第10章 表現の自由 倉持孝司 ―“普通の人”が意見表明したい時 10−1 「優越的地位」を占める表現の自由 10−2 「検閲」は絶対にしてはならない 10−3 表現の自由とわいせつ文書規制、名誉毀損 10−4 集会の自由は、時代遅れか 10−5 ビラ、選挙活動、通信の秘密 第11章 現代社会と表現の自由 佐藤修一郎 11−1 情報化社会の落とし穴 11−2 「知る権利」と「報道の自由」 11−3 「情報公開」と「アクセス権」 11−4 情報化社会と表現の自由 第12章 暮らしと人権 建石真公子 12−1 過労死―なぜ、死ぬまで働いてしまうのか 12−2 経済的自由権 12−3 財産権 12−4 生存権とナショナル・ミニマム 12−5 働く者の権利 12−6 学ぶ権利 第13章 人身の自由と適正手続 佐藤修―郎 13−1 えん罪はこうしてつくられる 13−2 人身の自由 13−3 適正手続 13−4 被疑者・被告人の権利 13−5 刑事補償と国家賠償 第14章 平和に生きる 元山 健 ―人権と民主主義を結ぶ「平和」 14−1 南海先生(中江兆民『三酔人経綸問答』)の気持ち 14−2 平和主義―人類と歴史の希望、そして私たちの希望 14−3 憲法9条の解釈 14−4 安保条約と自衛隊 14−5 「殴る」側、それとも「人間の安全保障」の側 第15章 憲法と沖縄 井端正幸 ―なぜ沖縄なのか? 15−1 沖縄は「憲法番外地」 15−2 「基地の中の沖縄」 15−3 権利のための闘争 in OKINAWA―自治をこの手に 15−4 くらしの中から憲法を―人権保障の回復と拡大 15−5 「沖縄のこころ」と日本の未来、そして日本国憲法 第16章 国民主権 井端正幸 ―国民は政治を動かしてきたか 16−1 ルソーの夢と現実―選挙が終われば奴隷に戻る? 16−2 国民は政治を動かしてきたか―国民主権と国民代表 16−3 自由のために権力の濫用を防ぐ―権力分立 16−4 政治の外の「象徴」と現実―象徴天皇制 16−5 「政治改革」の現在と「この国のかたち」 第17章 主権者の政治参加 宮井清暢 ―真の民主政治のために 17−1 主権者はみな平等…のはずだが? 17−2 市民的・政治的自由と政治参加 17−3 選挙の諸原則と選挙制度 第18章 国会 佐藤修―郎 ―私たちの代表は何をしているのか 18−1 国会改革はうまくいくの? 18−2 議会主義から議会制民主主義へ 18−3 国会の地位 18−4 国会の組織と権能 18−5 議院の組織と権能 18−6 国会の活動 18−7 財政 第19章 内閣 武居―正 ―その仕組みと役割は 19−1 行政改革は何故必要だったのか? 19−2 議院内閣制 19−3 内閣の組織と権能 19−4 内閣の責任と衆議院の解散権 19−5 行政の仕組みと作用 第20章 裁判を受ける権利と裁判所 渡辺 洋 ―公正な裁判とその周辺 20−1 司法権の観念 20−2 裁判所の独立と裁判官の独立 20−3 裁判を受ける権利 20−4 違憲審査権 20−5 憲法訴訟 第21章 地方自治 斉藤小百合 ―今なぜ地方自治改革? 21−1 地方分権改革はうまくいくの? 21−2 地方自治の本旨 21−3 地方公共団体の組織と権限 21−4 住民の自治権 21−5 地方分権の推進と住民投票 第22章 憲法改正と憲法保障 倉持孝司 ―国民一人ひとりがいかす憲法 22−1 環境権の規定のない憲法は時代遅れか 22−2 憲法改正論の歴史 22−3 憲法の保障 本書の構成とCD−ROMの使い方 日本国憲法・大日本帝国憲法 |