書籍紹介

書籍名 新版 教育の哲学的探求
副題 アイデンティティを求めて
著者 林信弘
判型 四六判
頁数 300頁
発行年月 1992年6月
定価 2,640円(税込)
ISBN ISBN4-589-01634-6
本の説明 人間が人間であることの究極の原理は何か、教育者がその教育活動に拠ってたつべき根本原理は何か、を探求。旧版の用語・叙述を改めて論旨をより明確にした。序/1  絶対無の哲学/2 『エミール』を読む/3 教育哲学/4 異文化接触と教育研究

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目次 序論
第1編 絶対無の哲学
 私について
  第一章 懐疑
  第二章 絶望
  第三章 省察
 思惟について
 愛について
  補論1
  補論2
第2編 『エミール』を読む―ルソーの良心論
  第一章 消極教育
    1 子どもの発見
    2 自由の尊重
    3 積極教育
    4 自由放任教育
    5 積極教育と自由放任教育の相反性とその混合状態
    6 消極教育―第三の道
  第二章 自由と良心
   第1節 自由
    1 欲望と能力
    2 自己愛
    3 利己心
    4 社会的不平等
   第2節 愛としての良心
    1 矛盾に引き裂かれた人間と良心
    2 憐れみの情
    3 祖国愛あるいは一般意志
    4 人類愛
    5 宗教愛
  第三章 消極教育と良心
第3編 教育哲学―「自由人」をめぐって
 実存哲学と教育哲学
  第一章 実存哲学
    1 実存哲学の背景
    2 実存哲学の根本特徴
     @ 理性批判―気分を通しての実存の開示
     A 歴史批判―瞬間を通しての実存の開示
    3 実存哲学的人間像―アントワーヌ・ロカンタン
  第二章 教育哲学
    1 教育哲学と陶冶理想としての「自由人」
    2 教育哲学にとっての実存哲学の意義
 現代日本社会と教育哲学
    1 人類愛を育むこと
    2 合理主義を育むこと
    3 個人主義を育むこと
    4 平等意識を育むこと
    5 民主主義を育むこと
第4編 異文化接触と教育研究―日仏比較試論―
  第一章 異文化接触と自己探求
    1 欧化主義と日本主義―アイデンティティの危機
    2 単一民族国家日本
    3 「日本人論」考
    4 「西洋」理解の基本姿勢
  第二章 現代フランス教育研究
    1 自由主義教育と平等主義教育
    2 個性化の原則
    3 教育のギルド的・官僚的・階級的性格
    4 日仏教育比較管見
  第三章 今後の展望
新版あとがき
 

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