書籍名 | 国際システムにおける法と力 |
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著者 |
ゲ・イ・トゥンキン/ 藤田久一・ 松井芳郎訳 |
判型 | A5判 |
頁数 | 232頁 |
発行年月 | 1990年10月 |
定価 | 2,750円(税込) |
ISBN | ISBN4-589-01557-9 |
本の説明 |
今日のペレストロイカの政策や状況を先取りした現代ソ連国際法学者の最新書。システム理論から新デタント時代の国際関係を解読。T部 国際システムと国際法/U部 二つの社会経済体制/V部 グローバルな国際システムの一般民主主義的モデルと機能 この書籍は品切につき入手できません |
目次 |
原著者序文 第T部 国際システムと国際法 第1章 国際システム 1 「国際関係」の概念 2 「国際社会」の概念 3 国際システムの新しい概念 第2章 国際システムにおける法の機能 1 国際法 2 国際法の新しい歴史的タイプとしての現代国際法 3 国際法を変更する仕組み、諸国家の意思調整の理論 4 現代国際法の基本原則 1 平和共存の原則 2 武力行使または武力による威嚇禁止の原則 3 国家の領土保全の原則 4 国境不可侵の原則 5 国際紛争の平和的解決の原則 6 軍縮の原則 7 国家の主権平等の原則 8 不干渉の原則 9 人民の同権と自決の原則 10 国家間の協力の原則 11 人権尊重の原則 12 国際義務を誠実に履行する原則 5 国際法と国際システムの主体(行為者) 第3章 国際システム内で機能する国際法および他の社会規範 1 国際機構の勧告決議 2 国際了解 3 国際法と道義 第U部 二つの社会経済休制 −グローバルな国際システムの二つの概念モデル− 第4章 グローバルな国際システムの現代帝国主義的概念モデルにおける法と力 1 国際システムの帝国主義的モデルにおける力 2 国際システムの帝国主義的モデルにおける国際法 3 グローバルな国際システムの帝国主義的概念モデルの理論的誤り 第5章 国際システムの社会主義的概念モデルにおける法と力 1 グローバルな国際システムの社会主義的概念モデルの意義 2 国際平和の社会主義的概念 3 軍縮の社会主義的概念 4 平和共存の社会主義的概念 5 人民の同権と自決 6 国際システムの社会主義的概念モデルにおける国際法 7 国際システムの社会主義的概念モデルにおける力 第V部 グローバルな国際システムの一般民主主義的モデルと国際システムの機能 第6章 グローバルな国際システムの一般民主主義的モデルにおける法とカ 1 グローバルな国際システムの一般民主主義的モデルの意義 2 現代一般国際法の一般民主主義的性格 3 平和の一般民主主義的概念 4 異なる社会体制の諸国家の平和共存の一般民主主義的概念 5 普遍的国際機構の一般民主主義的性格 第7章 国際システムの機能における法とカ 1 国際システムの正常な機能の概念 2 現代のパワー・ポリティックスと国際システムの機能 1 力および軍備競争への傾斜 2 覇権主義 3 国内問題への干渉 4 平和共存の拒否と対決およぴ反共主義への傾斜 5 新植民地主義 3 カの政策と資本主義諸固における国際法学 1 現代国際法は「古典的」国際法であるという考えの誤り 2 武力行使または武力による威嚇禁止の原則は存在しないか、実働的でないという考え 3 武力行使および武力による威嚇の禁止の原則の無視 4 平和および平和共存の政策と国際システムの機能 1 国際の平和および安全の確保と軍縮 2 他の社会義諸国との兄弟的協力の強化 3 異なった社会体制を有する諸国家の平和共存の政策 4 民族解放と社会進歩のための諸人民の闘争の支持 5 国際法の諸原則にしたがってすべての諸国家と互恵的協力を発展させる政策 訳者解説 訳者あとがき 事項索引 人名索引 |