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書籍名 法社会学の基礎理論
著者 トーマス・ライザー著/ 大橋憲広監訳
判型 A5判
頁数 482頁
発行年月 2012年5月
定価 11,000円(税込)
ISBN ISBN978-4-589-03430-4
ジャンル 法哲学・法社会学・法制史
本の説明 ドイツにおける代表的な法社会学の体系書。社会学の一分野としての法社会学と、法学の分肢としての法社会学という二重の役割を浮き彫りにし、様々なテーマと法社会学の知見の体系化を試みる。

  
目次 日本語版への序文
第5版への序文
第2版への序文
略語表


■第T部 法社会学の学問的位置づけ■

第1章 社会学の一分野としての法社会学
 人間社会の理論としての社会学/社会学の対象
 としての法

第2章 法学の分肢としての法社会学
 法学分野としての法社会学/法事実の研究/立
 法における経験的法社会学の応用/司法におけ
 る経験的法社会学の応用/法社会学的な概念お
 よび理論の受容

第3章 法社会学の歴史および現在の状況
 19世紀における前史/法社会学の最初の繁栄/
 第二次世界大戦以降の発展


■第U部 法社会学の理論家たち■

第4章 カール・マルクスと
    フリードリヒ・エンゲルス
 年譜/マルクスとエンゲルスの法理論/マルク
 ス主義に関する法社会学の評価について

第5章 エミール・デュルケム
 年譜/エミール・デュルケムの社会学/影響と
 評価

第6章 オイゲン・エールリッヒ
 年譜/エールリッヒの法社会学/エールリッヒ
 の法学方法論/影響と評価

第7章 マックス・ヴェーバー
 年譜/マックス・ヴェーバーの法社会学/影響
 と評価

第8章 ニクラス・ルーマン
 年譜/ルーマンの法社会学/批判的評価のため
 に

第9章 ヘルムート・シェルスキー
 年譜/シェルスキーの法社会学的アプローチ/
 批判的評価について


■第V部 法と社会(法社会学総説)■

第10章 社会学的法概念
 社会の規範的構造/社会規範/社会規範の現象
 形態としての法/法の諸機能/法と道徳

第11章 一般的法原理
 法哲学的問題設定と法社会学的問題設定/人間
 の自律/相互性/配分的正義/手続的正義

第12章 サンクション
 刑罰と報奨/サンクションの有効性/サンクシ
 ョンの規範化

第13章 法の妥当と有効性
 規範の社会学的妥当/規範のシンボリックな妥
 当/法的プログラムの実効性と作用/有効性の
 諸要因

第14章 契約および契約法の社会学
 社会生活における基本的形態としての契約/古
 典的な法社会学的契約論/法社会学における新
 たな契約理論/経験的な契約の研究/契約類型
 の社会学上の区別/国家を越えた契約

第15章 権力、支配、法
 権力と支配/権力と支配の規制としての法

第16章 紛争と紛争処理
 社会的紛争の理論/「私的」紛争/当事者によ
 る紛争処理/第三者の援助による紛争処理/抽
 象的紛争処理としての法律/裁判手続の理論/
 司法の中立性/弁護士へのアクセスと裁判所へ
 のアクセス/当事者の布置状況

第17章 法文化の研究
 法文化の概念/法多元主義と法普遍主義

第18章 人間と法
 法感情と法意識/人々の法知識/実定法の承認
 と正当性/法順応

第19章 法律家の社会的プロフィール
 法律家の社会における地位/弁護士:狭義の司
 法機関またはサービス事業者

第20章 法の進化
 進化論的な法理論/社会の法化/近代法の実定
 性/近代法の合理性


ライザー教授の法社会学……………[広渡清吾]
監訳者あとがき
索引(人名・事項)
 

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