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書籍名 NGOから見る国際関係
副題 グローバル市民社会への視座
著者 毛利聡子
判型 A5判
頁数 228頁
発行年月 2011年5月
定価 2,530円(税込)
ISBN ISBN978-4-589-03349-9
ジャンル 国際関係・外交
本の説明 国家からではなく市民の視点から捉えなおしたもう一つの国際関係論。地球規模の問題を解決するにあたって、NGOや市民社会がグローバルな規範形成能力を持つことを実証的に考察する。

  
目次 はじめに

◇第T部◇国際関係へのNGOからのアプローチ

第1章 現代国際社会におけるNGOの存在意義
 NGOの語源/NGO台頭の歴史的背景/NGOの組織
 要件/NGOと公益

第2章 NGOと国家、国際機関、企業
 3つの原理とNGO/NGOと国家との関係/NGOと国
 際機関との関係/NGOと企業との関係/戦術の
 有効性と課題

第3章 国際社会を変革するアクター
 グローバル・ガバナンスと「民主主義の赤字」/
 NGOのガバナンス機能/NGOの限界(失敗)?


◇第U部◇グローバル・イシューに見るNGO活動

第1章 貧困問題とNGO
 NGOの開発アプローチと主要な開発政策の変遷
 /日本の開発NGO/開発NGOの課題

第2章 地球環境の保全とNGO
 増加する環境NGO/地球環境の動向―NGOの発す
 る警告/多国間環境協定の形成過程とNGO/環
 境NGOの課題

第3章 国際人権保障とNGO
 国際レベルでの人権保障制度の流れ/人権NGO
 の信念と目的/人権NGOの主な活動/人権NGOの
 課題

第4章 人道支援とNGO
 人道支援とは/人道支援の発展とNGO―歴史・変
 遷/人道NGOの課題

第5章 軍縮・平和運動とNGO
 軍縮・軍備管理の流れと平和・反核運動の歩み/
 軍縮NGOのアプローチ/日本の軍縮・平和運動の
 課題


◇第V部◇規範形成とNGO・市民社会

第1章 規範論と規範起業家

第2章 NGO・市民社会による規範形成の事例
 対人地雷廃絶キャンペーン「対人地雷は全面的
 に禁止すべきである」/債務帳消し運動「最貧困
 の債務を帳消しにすべきである」/世界法廷プ
 ロジェクト「核兵器を全面的に廃絶すべきであ
 る」/必須医薬品キャンペーン/国際刑事裁判
 所設置運動「戦争犯罪人を常設の裁判所で公正
 に裁く」/規範のライフサイクル論の有効性と
 課題

第3章 企業責任に関する規範の形成
 NGO・市民社会から見た「企業の社会的責任」/多
 国籍企業を規制する試み


◇第W章◇グローバリゼーションとNGO・市民社会

第1章 グローバリゼーションと反グローバリゼー
   ション
 NGOから見たグローバリゼーション/反グロー
 バリゼーション運動

第2章 オルタ・グローバリゼーション運動
 世界社会フォーラムとは―起源と目的/WSFの
 10年間/オルタナティブ構築の事例―環境債務


索引
 

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